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2013年 03月 15日

卵のポシェ ドミンゴ風

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OEufs poches Domingo


■Western food

こんばんは。3月も半ば。
暖かな日差しの中で春の訪れを感じたかと思えば、また寒くなったり。洋服選びが大変だ。
タイツはもう蒸れて芽が出そうだと思い、タイツは脱ぎ捨て
ストッキングにしたらば、今日はスースー寒くて目的地に一刻も早く着きたくて内股で小走りに。


さて。今日もまた
辻静雄氏の『家庭のフランス料理』から
第1ページ目に載っていた
“卵のポシェ ドミンゴ風”にチャレンジしてみました。

このお料理は、耐熱皿の一番下に
ロースハムのソテー(在庫に丁度生ハムがあったので、私は生ハムを)
その上に野菜のソテーを敷き(私は、玉葱の微塵切り、ピーマン、ニンジン、ズッキーニ、完熟トマト)
上にそっと卵のポシェを乗せ
上からベシャメル・ソースをソース・モルネーに仕上げたものを掛けて
高温オーブン(220℃)で短時間で焼色を付けるもの。

でも卵のポシェは決して固まっていてはいけないのです。
全ての加減が重要。


しかしなんともまぁ
使う材料としては、ロースハムに野菜に卵、小麦粉、牛乳、チーズで地味なんですけど
工程が多すぎて、作るのに芋引いてました。(笑)


まず卵のポシェっていうのは、ポーチドエッグのこと。
お湯の中に卵をそっと落として
白身だけが柔らかくふんわり固まり、卵黄は固まってない状態のものなんだけど
だから割ると卵黄がドロリと流れるのですね。

だけどただ単のお湯ではなくて、お酢を混ぜたお湯。
お酢には卵を固まらせる働きがあるそうで。

と、いうことは知っていたのだけど
このお酢をどのくらい入れたらいいものかが今まで分からなくて
白身がビヤーーーっと散って、
なんともまぁ・・悲惨なものを過去に作ってしまったこともありました。
(でも、作れないこともないのよ。ただのお湯で作ったこともあるので。
恐らく美しく作るには、酢の力が必要ということなのかな?)


しかーし、この本で解決っ。
このお酢の分量は、特に決まっているわけではないが
1リットルのお湯に対し酢50ccくらいが、まぁ適当じゃないでしょうかとのことでした。


これをマスター出来ると
ハンバーグの上に乗っけてみたり
茹でたアスパラガスの上に乗っけてみたり
かなり楽しめますよ。一手間だけどね。

ポイントとしては、
まず小さな器に卵を割ってからそっと優しくお湯の中に入れること。
沸騰したお湯の火加減は弱火にし、
鍋底から小さな泡がプクプク出てくるところに卵を入れること。
そうすると、それだけでもその泡の力で卵白がかなりまとまるから。
フォークやなんかで形を整えながらジンワリ茹でること。
火から上げた後は、余熱でそれ以上火が通らないよう水を張ったボールに取ること。


それを踏まえるとちゃんと出来ましたーーーっ!!。



超美味しいっ♪
割ると卵黄は固まっていなくてトロリと流れ出し
この濃厚でマッタリしたソース・モルネーと混じり合って
また下のソテーと一体になって絡み合って混じり合って
濃厚かつ風味豊かなアツアツ贅沢なアペタイザー。

きっと恐ろしく高カロリーだと思う。

アペタイザーの項に載っていたお料理ですが、メインで充分満足出来る一品。



ソース・モルネーは
ベシャメルソース(ホワイトソース)に卵黄・パルメザンチーズが入り
味は塩コショウ、ナツメグで整えた
よりコクのある濃厚なソースです。

このお料理は、クラシックなフレンチのようで
フェイスブックにアップしたら、
横須賀にいらっしゃるフレンチシェフから
最近ではプロでも作らなくなったお料理です!素晴らしい!!とのお言葉を頂きました。ウレピー。


っつーか
2口コンロの狭いキッチンの我が家ではなかなか厳しいメニューでした。

『家庭のフランス料理』

“3口コンロの広いキッチン限定”と付け加えたいくらい。(笑)










by feeling-mycuisine | 2013-03-15 18:49 | egg


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